よろぶん あにょはせよ〜

この度めでたく再オープンした
惠化駅4番出口の大学路 ソウル演劇センター 서울문화재단 서울연극센터 

センターの場所は、こちら⇩


ソウル演劇センター再オープン記念イベント
「退勤後公演前」

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4月から毎週水曜に開催されていたこのイベントの最後を飾るのは、
韓国ドラマのファンでなくても1度はご覧なられたことがあるソンスク先生

イギュヒョン배우님の「弁論を始めます」やわたしの大好きな「눈이 부시게」にも出演されています。
私の好きな作品にかなりの比率で出演されている。

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春らしい白いワンピースに花柄の杖を片手に登場された先生
演劇の練習中に足に怪我をされてしまったそうです😭

「私、今年で60周年なんですよ。20で演技を始めて今年で80なの」
って観客の笑いを取って
「それで、60周年記念公演を準備している途中で怪我をしてしまって…
私の名前が付いて開催する公演を諦めなきゃいけなくて、すごく悲しかった」
と会場がしんみりしたところで
「幸い、延期ってことになって、9月にLGアートでありますから。
ここにいるみなさん、みんな来なきゃダメよ。」
って笑いまで取っていらして、めちゃくちゃ可愛かった💕

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Q.先生がこれからやりたい役はなんですか?

A.私が長年公演している「オモニ」という作品があるんです。
その作品は製作者の不義によっていまは上演することができなくなったんだけど。
また、演じたいと思っています。

実はね、私の時代は俳優といっても「たんたら」って言われていた時代だったの。
俳優になるなんて言ったら「我が家門からたんたらがでるなんて」なんて言ってね
ものすごく反対されたんですよ。

でもね、「オモニ」の地方公演の時に私の故郷に行くことがあったんです。
私は視力があまりよくないの。
だから、見えないはずなのに、観客席のなかに白いチマチョゴリがはっきり見えて。
母が「娘が故郷に帰ってきた」って空からきてくださったんだと思った。

好きな役なんでもやっていいと言われたら「オモニ」を選択すると思う。

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質問はなんだったか忘れたんだけど、役作りの話で

「台本を読んで読んで読んで読んでも再演などをすると新しい発見がある
「以前は、なんで気が付かなかったんだろう?」ってエピソードで

昔、イヘラン先生がおしゃってたんだけど「役が自分のなかにやってくる」って
私は、会ったことはあるけど、入ってきたことはないんですよね〜」

っておしゃって
東国大にある劇場「イヘラン芸術劇場」の由来になってるイヘラン先生と同じ時代を生きておられた方なんだなーって
考えてみたら当たり前のことなのにすごいびっくりした。

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Q、媒体(映画やドラマ)と演劇はどう言うところが違いますか?

A、演劇は、上演して観客の反応があってこそなので観客の占める要素が大きいところが媒体と違うところ。

昔はね、演じてる俳優も見ている観客もつまんないって演劇がたくさんあったんです。
政府の検閲も厳しくて私たちもなんでこの劇をやってるのかわからないし
マイクもないから後方の観客はセリフも聞こえなくてやりたい放題

ある日、後の観客から「面白くない!」ってヤジを言われたの
そう言われたら悔しくないといけないはずなのに、舞台の上にいる私たちもこの言葉に
激しく共感してしまって🤣
「わたしたちもなんでやってるのかわからない」
って言葉に出してはいなかったけど爆笑してしまったことがあったのよ。

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「俳優を癒し慰めてくれるのが演劇です。
ここにいらしているのは、演劇ファンや演劇をされている方がほとんどですよね。
ぜひ、同好会でもいいので演じるということをやってみてほしい。
みんなで意見を出し合って、試行錯誤して作っていく。
演劇は民主主義なんですよ。」

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先生が、60年間経験してきたさまざまなことが垣間見えて
「演劇は民主主義」
この言葉がすごく重く感じられるトークショーでした。


全部の講演を聴講できなくてとっても残念だったけど、ソウル演劇センターのこれからの展開にも期待です💕








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