よろぶん あにょはせよ〜
私の愛してやまないミュージカル「ミアパミリア」が帰って来ます!!
この年末年始1人でも多くの方に『ミアファミリア』を見てほしい一心で語る。
(今回の写真は全て過去シーズンの物です)
【作品基本情報】
韓国創作ミュージカル「미아 파밀리아(ミアパミリア)」 イタリア語「Mia Famiglia(my family)」
『ミオプラテロ』『アポロニア』に続くマフィアシリーズの1本目にあたる
『ラフヘスト』『ここ、避禍堂』『ザモーメント』を制作している사랑합나다! ホンカンパニー制作
『ミオプラテロ』『海賊』『天使について』他多数の大ヒット作がある이희준 작가님
『ミオプラテロ』『海賊』『ファンレター』他耳から離れない名曲を織りなす박현숙 작곡가님
個性的な素材や1人多役が特徴で他では見られない独創的な作品を創作する이희준 작가님と박현숙 작곡가님コンビ
2013年 忠武アートセンター小劇場で初演
2024年で5演目
リンクアートセンタードリーム ドリーム1館(地下)
2024.12.19 ~ 2025.03.23
【あらすじ】
1930年代、大恐慌時代
アメリカ ニューヨークにあるバー「アポロニアバー」
最後の公演を控えている二人のボードビル俳優と
向かいの賭博場に居座る一人のマフィア
お互いに違う世界を生きてきた3人の男たちが一緒に舞台を
成功させなければならなくなり右往左往する
生きるのが精一杯の今日を耐えさせる愛と友情
愉快な笑いの底にある癒しを与えてくれる作品
【2024年キャスティング】
リチャード役 황민수,이종석,이진우,김서환
オスカー役 장민수,선한국,임태현,조성태
スティーヴィ役 서동진, 변희상, 문경초, 박좌헌
今シーズンは、1キャラクターに4人キャスティングされ12人の大所帯構成
(太文字が今シーズンニューフェイス)
開幕前の観覧案内アナウンスは、じゃんけんで負けた人
2024年シーズンプロフィール写真撮影現レポート👇
韓国ミュージカル「ミアパミリア」の醍醐味は、カーテンコールに観客も絶対参加なこと!
カーテンコールで歌うナンバーは、배우님の気分なので予習が難しいですが、ここを抑えていれば大丈夫っていう点を紹介しているので、歌いたい方はこちらをどうぞ👇
このミュージカルは、
スティーヴィが書いたマフィアボスの英雄物語『ミアファミリア』
アポロニアバーのお客さんに人気の悲恋物語『ブルックリンブリッジの伝説』
を演じるボードビル俳優リチャードとオスカー(とスティーヴィ)のはなしと
物語が3重になっています。
公演中、おはなしの場面が変わるたびにこの街頭の文字盤が光る
『ブルックリンブリッジ』(ブルックリンブリッジの伝説)
『リトルイタリー』(ミア・ファミリア)
『マルベリーストリート』(アポロニアバーの物語)
この街頭がミアのシンボル💕
この3つの物語が交錯するところが一番カタルシスを感じられるところなんだけど、一度置いていかれるとなにが起こっているのかわからなくなるので、ここでは3つの物語を1つずつ紹介します。
ナンバーも全部最高なんだけど、今回は物語の部分だけ紹介。
ストーリー解説には最後のオチは書いていませんが、少しのネタバレが含まれます。
【アポロニアバーの物語】
マンハッタンのイタリア人街「リトルイタリー」マルベリーストリートにある小さなバーが舞台
心から演技が好きでタップダンス、演技、演出と全てをこなすアポロニアが人生の全てで、酒に弱く酔ったら記憶を失うリチャード
スゥイングウェイターでセリフ覚えも段取りもリチャードには勝てないが、陽気なキャラクターで観客に愛されているオスカー
元々あと1人俳優がいたんだけど、もう彼はいない。
この辺一帯をボチェティファミリーのゴットファーザー「サニーボーイ」が買い取って、合法的な賭博場を作る計画が進行中
そのせいで、アポロニアバーも明日には閉店する。
オスカーは、明日フィアンセのステラと結婚をしてここを去る。
つまり、リチャードは「明日」には職場も相棒も失ってしまう。
だから、今夜の舞台はしっかり上げようと思ってはいるが、どことなくやけっぱちな気分でいる。
そんな時、誰かが現れる!!
サニーボーイの上院議員当選祝いパーティが行われる「今晩」自分の書いた「サニーボーイ自叙伝」をアポロニアで上演しろ!とスティービィが銃と借用書で脅迫してくる。
そんなところからお話は始まります。
【ミアファミリア】
『ミオプラテロ』でスティーヴィとチチが書いたサニーボーイの英雄物語
画策して先代ゴッドファーザー ルチアーノ・ボチェティを死に追いやったチチをサニーボーイと妹プティが協力して排除するというあらすじ。
ミオプラテロでチチが「俺は死んだことになってるからいいんだよ」って言ってたのはこれ。
他のマフィアからチチが狙われないようにするため、爆弾のデマを広げたのはサニーボーイだからね。
「Sleeps with the fishes」とは、マフィアの隠語で「生かしておかない」というような意味
【ブルックリンブリッジの伝説】
貧しいイタリア労働者と商家のお嬢様の悲恋を描いたアポロニアバーの看板演目
お金持ちの父親から反対され、お嬢様のために身を引いた青年
青年が去った事を苦にしてブルックリンブリッジから身を投げたお嬢様
あるお嬢様がブルックリンブリッジから身を投げた巷説から発生している。
お嬢様をリチャードが演じ、イタリア労働者の青年をオスカーが演じるのが常。
リチャードは演じながら、青年が彼女の元を去らなければいいのにともらす。
これを観たサニーボーイが涙を流したという語りがあるんだけど、それはこれがサニーボーイとフローレンスのお話だからなんだ😭
ミアの最後でリチャードがサニーボーイの様子を語るけど、そこがすごく泣ける!
10月まで上演されていた『ミオプラテロ』をご覧になった方は、このパズルがハマる感覚も楽しんでいただけます!
『ミオプラテロ』中で、酔ったオスカーがサンタルチアに乱入して来て「アポロニアが閉店するんだ」とか「相棒が結婚するんだ」とかぼやいて、チチが「これがラスベガススタイルだぜ」と偽の借用書にサインをさせますが、それがここに繋がっています。
字も読めず通りで新聞を売っていた少年が、夢を見つけ新しい家族と新しい道を歩く!
サニーボーイったら!もう!!💕
『ミオ』を知らなくても『ミア』だけでも十分に楽しいですが、『ミオ』をご覧になられていたら10倍感動できます!
過去のミアファミリアレビュー
2020年版OST
2022年シーズン
2024年 ミオプラテロ
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