よろぶん あにょはせよ〜

韓国創作ミュージカル「モーリス」 Maurice
뮤지컬 모리스
1回目
に行ってきました。

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【シアター】
ミュージカル「モーリス」
2023.12.05 ~ 2024.02.25
インターパーク西京スクエア スコーン1館



恵公勉強放送
이한솔 배우님, 홍승안 배우님, 박주혁 배우님
민찬홍 作曲家, 박해림 作家



恵公勉強放送記念タイムセール50%割引

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この日は、透明栞進呈ウィーク
透明栞は、何種類かあってチケットと一緒にもらうスクラッチで栞のデザインが決まる。

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다른 사람들도 그 속에 있는 사랑을 찾을 수 있게

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窓口購入用割引券も入ってた💕

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再観覧カードは初回から発行

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スタンプは、当日キャスティングされている俳優さんの中から自分で選べる
私はジウ배우님をチョイス💕

スタンプ4個 40%割引券+50%割引券
スタンプ7個 舞台録音OST

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【作品紹介】
イギリスの小説家 エドワード・モーガン・フォスターの小説『モーリス』を基盤にした創作ミュージカル

エドワード・モーガン・フォスターは、1914年にこの小説を完成させていたが、当時タブー視されていたテーマであった為1971年になってやっと出版された。
1987年には、ヒュー・グラント出演で同名映画を制作。

ピョートル・チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」
チャイコフスキーは、本人が指揮をした「悲愴」の初演9日後に急逝している。

作 박해림 작가님(伝説のリトルバスケ団)
作曲 민찬홍 작곡가님(パルレ)
演出 오루피나 연출님(ワイルドグレイ)

ニュープロダクション制作

2025年 創作初演

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【あらすじ】
モーリスはケンブリッジ大学在学時代
すべてを投げ出して愛したクライヴの連絡を受けて混乱した心で精神科医を訪ねていく。

モーリスは医師のアドバイスに従って
クライヴに向かって開かれた感情の「扉」を閉じるために彼の家に行き、
そこでアレックに会って新しい感情を感じながら再び混乱に陥る。

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【キャスト】
モーリス役 #チョンジェファン #정재환 배우님
クライヴ役 #パクジョンウォン #박정원 배우님
アレック役 #チョンジウ #정지우 배우님

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【レビュー】
あらすじを読んでも、映画の解説を読んでも、私の趣向にピンと来なかったんだけど、パクヘリン作家とミンチャノン作曲家を信じて行くことに。
観た瞬間、あ〜!これは大学路で流行るタイプの作品だな〜!!って思った。

작가님の素晴らしいテキストのおかげで解釈を楽しむ余地があるし、N次観覧で俳優さんごとのニュアンスの違いを見る楽しみもある。

勉強放送のおかげで最初から「愛の行方よりも自分自身の発見を描いている」って聞いていたのも幸運。
これを最初に聞いてなかったら、「え?ちょ、モーリス、お前、をいをい!!」ってなってたとこだった💦

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このミュージカルは、チャイコスフキー 交響曲第6番「悲愴」がたくさん聴こえてくる。
原作小説にも映画にもこのメロディーが出てくるんだけど、実は민찬홍 작곡가님はこの交響曲を聴いて音楽の道を志したと言うくらいこの交響曲に思い入れのある方で、ミュージカルでも「悲愴」に対しての愛が伝わってくる。
ミュージカルでは、クライブが「悲愴」を自動演奏ピアノにかけて2人で聴くんだけど「悲愴」に対する2人の感想がこのミュージカルの重要なポイント。
ここしっかり聞いてみてください。
チャイコスフキーの急逝についての世間の口さがない噂話についてもセリフで登場するのだけど、これもクライブに暗い影を落とすこととなる。

チャイコスフキー 交響曲第6番「悲愴」👇


ちなみに、オーバーチュアは「悲愴」のように聴こえるのだけど、「悲愴」をベースにした민찬홍 작곡가님が作曲したオリジナルのメロディーなんだって!

1から10までこんな具合でいろんなシーンに謎が散りばめられているので、あらすじだけ聞いたら退屈しそうなのに「わわわ!!」って思ってる間に引き込まれる。
ミュージカルなのに、コンサートを聴いている気分。

ティータイムのシーンで振りのタイミングが微妙に合ってない?って思ってたら「あー、なるほど上流社会にまだ慣れていない中流家庭の青年の設定なのか」ってじわっとくる。
こう言うディティールの深さはジェファン배우님にいつも感嘆しちゃう。

ディティールという面では3人とも言葉にしなくても大袈裟な仕草でもなく全部の感情がじわじわくる。
ささやかな顔の筋肉の動きで、「あ!いま恋に落ちた」って伝わってくるかんじ。

(写真をクリックすると公式SNSにジャンプします)
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クライブは、「ギリシャ神話」にある神々が完璧な存在だった人間を真っ二つに切って不完全な存在にしたという物語に心を奪われている。
『ヘドウィッグ』ファンには聞きなれた神話ですね。
クライブは、上流階級の名家の貴族で、家を受け継いで行かないといけない立場にある青年で、その重圧は想像を超えるものでケンブリッジ在学中は反抗して禁書を読むようなクラブに入っているのだけど、モーリスに惹かれて、モーリスが自分の半身であって欲しいと願うのだけれど世間体もあって、敷かれたレールの上を走ることしかできないから、より一層この神話に固執してしまうんだと思った。

そんなこともあって、独りでギリシャを旅するのだけどそこにあったのは、欲しかった答えじゃなかった。
そんな心情を歌っているのが、このナンバー👇


あああ💕超良くないですか?!このナンバー!!

こんな感じで、人の目を気にして付いたり離れたりしながら学生時代を過ごし継続的にレールの上に居続けたクライブと違う道を模索し苦しんだモーリス

ターニングポイントで2人は再会するんだけど、そこでアレック登場!!
アレックジウがちょーちょーカッコイイ!!
クライブはもう絵に描いたような胸糞悪い貴族(のフリ)になってしまっているのだけど、そんな家の中で清流のような存在のアレック
傘を差し出されただけで、私だったら恋に落ちるわ。
それにわんこの首輪の件も完全に自分と重ねてるやん!!😭😭

3人は、クライブのお屋敷で開かれたクリケットの試合に出場するんだけど、お互い意識してる3人の心の動きが完全に少女漫画状態だからね。
ここだけでもきゅん死する💕
それが、このナンバー👇


この「キャッチ」のナンバー中アレック役の俳優さんは、クリケットの膝カバーを装着したまま客席を13列目までダッシュしてくるんだけど!!
あんなでかいカバー付けて目の前をダッシュしてくるジウ배우님にドキドキ💕
👇クリケットってこんなスポーツ



박해림 작가님が
「私たちの愛はいつも窓を通して行き交う。
なぜかというと常にドアは閉まっているか閉じられているからだ。」
のセリフを削除したと言っていたけれど、문(ドア、タンスの戸、窓)を行き交う(行けない)愛に自然と涙が溢れてくるよ。

謎かけも推測も推理も山盛りで、結末も分岐があるし本当に見どころ盛りだくさんなのよ〜〜!!


















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